温まったあとに、静かに戻っていく時間

酵素浴でしっかりと温まったあとは、すぐに日常へ戻るのではなく、少しだけ余韻の中に身を置いてほしい。
KOHでは、酵素浴後の時間も大切なリトリートの一部だと考えています。
米ぬかの発酵熱に包まれると、身体はゆっくりと温まり、汗をかきます。
そして酵素浴のあとには、「二次発汗」と呼ばれる時間があります。
桶から出たあとも、身体に残った温もりはすぐには消えません。シャワーを浴びたあとや、タオルで身体を拭いている間、aftercareでお茶を飲んでいる時間にも、じんわりと汗が続くことがあります。酵素浴は、桶の中にいる時間だけで終わるものではなく、そのあとに続く温もりの余韻まで含めて、一つの体験だと感じています。
だからこそKOHでは、酵素浴後の時間を急がせたくありません。
シャワーで米ぬかを洗い流したあとは、冷たいおしぼりとお茶をご用意しています。
火照った身体に、ひんやりとした布の感触。
静かに喉をうるおす一杯のお茶。
ほんの小さなことですが、その一つひとつが、温まった身体を日常へやさしく戻してくれるものだと思っています。
KOHが大切にしたいのは、「温まって終わり」ではありません。
酵素浴で深く温まり、シャワーで米ぬかを洗い流し、火照りが少しずつ落ち着いていく。
そのあとに残る二次発汗の余韻まで含めて、KOHの時間です。
米ぬかに直接ふれたあとの肌は、しっとりとやわらかく感じられることがあります。
その感覚を急いで断ち切らず、冷たいおしぼりやお茶とともに、ゆっくり日常へ戻っていく。
ほんの数分のaftercareですが、KOHではその時間を、酵素浴と同じくらい大切にしています。
シャワーのあとは、肌ざわりのよいタオル地のバスローブに袖を通し、まだ身体に残る温もりを感じながらお過ごしいただけます。
汗が引くまでの時間を、慌ただしく着替えて終えるのではなく、自分を丁寧に扱う時間として過ごしていただきたい。
それも、KOHのaftercareに込めた想いです。
Suiteをご利用のお客様には、ご自宅やホテルに戻ったあともKOHの余韻を少し思い出していただけるよう、小さなtake-home giftもご用意しています。
それは大きなお土産ではなく、温まったあとの静かな感覚を、日常の中へそっと持ち帰っていただくためのものです。